エンディングノートを作ろう
葬儀は枚方でしてほしいなぁ。そんな思いつきや、遺骨はこころを込めて粉骨して東京で丁寧に散骨してほしいという思いから、「エンディングノートを書いてみよう」と思ったまま手を付けていない方、途中でやめたままの方、そんなタヒボ茶の効果が気になる方が多いのではないでしょうか?実はエンディングノートには必須項目と任意項目があります。まずは必須項目だけ埋めてみましょう。
エンディングノートの必須項目
エンディングノートの必須項目は、家族が行わなければならない実務に関する部分です。実務部分ですので、もし「エンディングノート」という名前が気恥ずかしければ「私の覚書」としてもよいでしょう。またノートである必要もありません。
実務部分の項目は8項目です。一人暮らしの方は、※印の項目②③④を特に丁寧に書いておき、緊急時すぐに駆けつけてくれる人に予めこの部分だけの内容を伝えておきましょう。
1. 基本情報:住所、本籍、生年月日、血液型、電話番号(固定・携帯)、遺言書の有無
2. 緊急時の連絡先※:すぐに駆けつけてくれる人の連絡先、緊急時の連絡をしてほしい人のリスト
3. 健康のこと※:健康保険証の記号番号、かかりつけ医連絡先、かかりつけ薬局連絡先、治療中の病気
4. 入院した時の希望※:入院の手続きをお願いする人、病名告知の希望、終末期医療に関する希望の有無、入院費の準備の有無
5. 葬儀やお墓のこと:葬儀の形(一般葬、家族葬など)、葬儀に来てほしい人、連絡だけしてほしい人のリスト、葬儀の費用の準備の有無、お墓の有無
6. 財産について:負債の有無と詳細(ローン、消費者金融、知人からの借り入れ等、負債を隠すと後で家族が大変な思いをします)、預金の有無(ネットバンキングも忘れずに記入してください)、不動産の有無と詳細、株式や投資信託の有無、人に貸しているお金の有無
相続の際は金融機関名が分かればなんとかなりますので、エンディングノートにキャッシュカードのパスワードは記入しない方が安全です。
7. 相続人:法廷相続人、任意相続人に当たる人の連絡先一覧(相続させたくない人がいても必ず全員を書きましょう)
8. 生命保険:保険会社、種類、受取人、入院医療保険の有無(有の場合は④にも記入)
人生の振り返りと実務部分は分けて書く
人生の振り返りは任意項目です。家族に見せる場合と見せない場合では内容が変わってきますよね。別冊に分けて書くと書きやすいと思います。保管も別にして、見てもらいたい人にだけ場所を教えればよいでしょう。
実務部分は来客時にはあまり開けない、でも家族には分かり易い場所に保管して、家族に場所を伝えておきましょう。内容を予め家族で確認しておくことができれば安心です。
こっそり処分するものもあっていい
伝えたいこと、伝えておかなければならないことがある反面、絶対に家族に見られたくないものは誰にでもあります。元気なうちに少しずつ処分していきましょう。
インターネットに投稿した文章はいつまでも残ります。死後のパソコンやアカウントの処理は、信頼できる人に具体的にお願いしておきましょう。ただしネットバンキングなどがある場合には扱いに注意してください。