終活で遺産相続の準備を行うべき理由
遺産相続を巡っての争いが勃発すると言うと、以前まで資産家の家にだけ起こるイメージを持つ人が多くいたものです。所が最近は資産家ではない、一般的なサラリーマン家庭だった家でも相続争いが起きてしまうケースが少なくありません。その様に遺産相続を巡る争いが起きてしまう主な理由は、故人が遺産を譲りたい相手を明確に示していないためです。逆に言えば、終活の段階で遺産相続に関する準備をしっかり行っていれば、自分の死後に遺産相続に関する争いが起きる事はないと言えます。遺産なんて大して残せないのにわざわざ、とは考えずに少ない遺産でもどの様に親族に分配するかを終活の段階で決めて、遺言書としてきちんと残すべきです。ただし遺言書を作成する際には、きちんと正式なルールで行い法的効力を持たせる事が重要だったりします。法的効力を持たない遺言書を残してしまうと、それはそれで争いの火種となるので注意が必要です。遺言書は本人が手書きで作成した上に、日付や署名がないと法的に無効となるので、そういったルールをきちんと抑えながら終活しなければなりません。