「相続」の域まで刺さり込んで「終活」しておこう

終活という言葉が一時期、注目を浴びたことがありました。婚活とか就活とかの言葉と同じのりで、自分の一生の終わりの準備をするという意味で、「終活」が使われることが多いです。基本的に終活は、自分のためにと行う部分と、自分が死んだあとの子供たちのために行う部分があります。後半の子供たちのパフォ-マンスが穏やかに進むために行う部分も大切なので、「終活」と「相続」は、対のように考えられることが多いです。だから、広義で考えると、終活の中に、相続も含まれると考えても間違いではないかと思われます。

人がなくなると、その人の所有?していたものは、破棄されるか、子供たち等に引き継がれて所有されるかどちらかです。非常に乱暴な言い方ですが、残ったものは①廃棄 ②引継ぎ、所有  のどちらかです。それが動産、不動産、人脈、ネットワ-ク、現金、車、愛人・・・・その他、例外なしにそのどちらかです。それを生前に、明確にしておくのが 終活の主たる目的であります。そして、相続の域に踏み込んで、引継ぎ所有する者をクリアにしておくのが、相続に当たります。具体的には、遺言書ということになります。

考え方としては、非常にシンプルなのですが、これをきっちりと行うのは割合難しいことになります。