相続では終活ノ-トの存在は非常に大きい

2021年7月12日

終活というと今トレンドになっていますが、良い意味で、流行りだけのものではなくて、一つの形として世の中に定着すると良い習慣かと考えています。終活というと、ざっくりいうと、神戸の海洋散骨で散骨したり、全方位の遺言書とも言えるのではないかと考えられるからです。
遺言書というと、親が亡くなって、その財産を相続人たちがわけるときにもめないようにするために被相続人の親が作るものです。子供たちのことを混乱させない為に、作るのが基本になっています。ただその作成のためには、自分の資産がどの程度あるのかきっちり把握しておく必要があります。そこがいい加減で、分けることだけ書いてある遺言書は、逆に相続人に争えというようなものになることも有ります。
終活では終活ノ-トを作って、自分の残す遺産はどれくらいで、遺言書の原案みたいなものも作成します。子供の方向だけでなく、自分自身の方向もにらんだ活動をすることになります。それ故、全方位の遺言書と言われることがあるのです。残された遺族は、遺言書だけでは不十分で、遺品の中で誰それに渡してほしいとか、誰に死去を連絡するのかということは多くの場合、困ることが多いです。そういう意味で終活ノ-トがあると、非常に助かるのですね。